寒い冬。春を迎えた今では、その辛い寒さを忘れてしまいがちですね。
今年は、例年以上に暖冬と言われていましたが、やはり寒さが厳しい日には、辛いもの。
冬の時期のシニア犬は、基本的には寒がりですが、
なんだかこちらまで温かくなるような表情を見せてくれる時があります。
シニアだからこそにじみ出るやさしい「ぬくもり」。
応募作品多数により、発表にお時間をいただいてしまいましたが、誰もが心癒される受賞作品を発表いたします。
♪い〜ぬはよろこび、庭かけまわり、ね〜こはこたつでまるくなる。
童謡「雪」の中にも唄われるように、犬は寒さに強い動物として知られています。
しかし、シニア犬ともなるとそうもいかず、寒さ対策に悩んでいる飼い主さんも多いのではないのでしょうか?
寒さに強い若いワンちゃんの「熱」ではなく、寒さが苦手なシニア犬だからこそ醸し出してくれる「ぬくもり」。
今回はそんな考えから、テーマとして設定しました。
傾向としては、寝姿が多い印象ですが、一方で、作品「いい湯だなぁ〜」のような、違う角度からの「ぬくもり」など、テーマに対する投稿バラエティーも豊かになってきたように感じました。
どの作品も、あたたかそうな雰囲気が伝わることはもちろんですが、飼い主さんが受けた主観的な「ぬくもり」も伝わってくる作品が、数多く見られました。
生活を共にする中で、見つけただけでも心が癒される、シニア犬の1カットたち。愛犬には、多くの優しい気持ちをもらっていることを実感できるような、そんな回となったように感じます。
もうすぐ初夏を迎えそうな季節、人間・愛犬ともに、すごしやすい気温になりますね。
これからもシニア犬たちの元気な姿、どんどんお待ちしております!
編集部からのコメント
冬日さす部屋の中、手作りのベストを羽織り、穏やかな寝顔をみせるシニア犬。
「ぬくもり」とは、このようなことであると感じさせる納得の一枚。
伏せの体勢ではなく、寝姿を真上から。という写真は、なかなかかわいさが伝わりにくい傾向にありますが、やわらかな光と穏やかな寝顔、言葉にならない作品の風格が、スタンダードな構図を頭ひとつ抜けた印象です。前足をそっと握りながら、添い寝したくなる一枚をグランプリとして選考させていただきました。